近視進行抑制治療

1.低濃度アトロピン
調節麻痺薬は毛様体筋の緊張状態を取り去り、筋肉が弛緩して水晶体が伸びるようになり、仮性近視の症状を抑えることができます。
近視の進行予防に、ミドリンMや低濃度サイプレジンはたいていの眼科で使われる一般的な目薬です。 最近では低濃度アトロピン点眼が、副作用を最小限にして、なおかつ十分な近視進行抑制効果が得られることが海外の論文で示されました。
低濃度アトロピン点眼が、点眼中止後のリバウンドも少なく近視進行抑制に有効と考えられています。国内大学による多施設共同研究により、0.01%アトロピン点眼群とプラセボ群の2年間の屈折値変化量と眼軸長伸長量が検討されました。その結果、2年間の近視進行抑制率は、屈折値変化量で15%、眼軸長伸長量で18%と、ともに有意差を認めたことが報告されました。


初回適応検査 | 2,000円 |
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定期検査(3ヶ月毎) | 1,000円 |
リジュセア®ミニ点眼液0.025% | 1本4,400円(税込) |
マイオピン0.01% | 1本3,500円(税込) |
- 副作用
- 瞳孔が開きすぎて、まぶしく感じることがあります。
- 手元の読み書きがしづらくなったり、まれに目が赤くなる(充血する)こともあります。
- 主に気になるのは「まぶしさ」と「近くが見えにくくなること」で、重い副作用はほとんどありません。
2.オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは、夜間睡眠中に特殊なハードコンタクトレンズを装用し、角膜の 形を平坦化して近視や乱視を矯正する方法です。 朝起きてレンズを外した後も一定時間角膜の形が保持され、日中はコンタクトレンズやメガネを装用せずに裸眼で生活することが可能です。
普通のコンタクトレンズや眼鏡で近視を矯正した場合、網膜の中心にはピントがあっていても、周辺の網膜像は遠視気 味にピントがズレており、この周辺のピントのズレが眼軸を伸ばす原因になると言われています。
眼軸が伸びるとその分近視が進むので、近視の進行につながると言われています。
オルソケラトロジーで矯正した場合は、この周辺網膜のピントのズレが起こりにくいため近視の進行を抑制すると考えられています。
子供の近視の進行を抑制することは、アメリカやアジアでは多数報告されています。

3.多焦点/焦点深度拡張型
ソフトコンタクトレンズ
多焦点/焦点深度拡張型ソフトコンタクトレンズを装用することで近視進行抑制効果が期待できる可能性があります。

手術しないで視力回復オルソケラトロジー
保障期間 1年 | 両眼 159,500円(税込) |
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主な特徴
FEATURE01日本眼科学会認定眼科専門医による安全性の高い治療
くみ眼科クリニックでは熟練した眼科専門医、国家資格である視能訓練士が装用指導を行います。
安全性の高いオルソケラトロジーによる近視治療を提供しております。
FEATURE021週間の装用体験が可能
実際の装用感、見え方をご確認いただくために、1週間の装用体験を実施しています。
中止、体験延長も可能です。
ABOUT ORTHOオルソケラトロジーとは?
夜間睡眠中にハードコンタクトレンズを装用し、角膜の形を平坦化して近視を矯正する方法です。
朝起きてレンズを外した後も一定時間角膜の形が保持され、日中はコンタクトレンズやメガネを装用せずに裸眼で生活することが可能です。近年では近視抑制効果についての研究、発表も行われており、注目されています。
ABOUTオルソケラトロジーについて
オルソケラトロジーの流れ
くみ眼科クリニックでは、厚生労働省の認可を受け、日本人の角膜に合うように特別にデザインされた、SEED社「ブレスオーコレクト®」のオルソケラトロジーレンズを使用しています。治療開始直後は矯正効果が持続しづらいですが、装用を続けることで1~2週間後には安定した裸眼視力を維持できます。
近視の状態

近視とは、光学的に網膜の手前でピントが合った状態です。
レンズ装用時の変化

オルソケラトロジーレンズを装用する事によって、角膜の形が変化し、ピントが網膜上に移動します。
矯正後の状態

オルソケラトロジーレンズを外しても角膜形状が変化している間は網膜上でピントが合い、裸眼で過ごせます。
MERIT・DEMERITSメリット・デメリット
メリット
- 日中、眼鏡やコンタクトレンズを装用することなく、裸眼で生活ができるようになる。
- スポーツをする方や、コンタクトレンズ、眼鏡装着が向かない仕事の方も快適に過ごせる。
- 手術ではないので、治療を中止すれば元の眼の状態に戻る。
- 近視抑制効果がある可能性があると言われている。
- 未成年や子供でも治療可能。
デメリット
- 高度近視や乱視の場合は矯正できない場合がある。
- 通常のコンタクトレンズと同様に、ランニングコスト(ケア用品やレンズの買い替えなど)やケアの手間がかかる。
- 昼用ハードコンタクトレンズと同じ合併症のリスクがある。
- 視力が回復、安定するのに日数がかかる場合もある。
- 夜間に光が周りに散って見える(ハロー・グレア)現象が起きる場合がある。
FLOWオルソケラトロジーの治療の流れ
適応検査とコンサルテーション
初回適応検査代金5,500円かかります。
5項目の検査を行い、その結果を基に治療が適応かお話していきます。適応となった場合、レンズの取り扱い指導と装脱練習をします。
※感染予防対策として、着脱練習時間を30分以内とさせていただきます。30分以内に着脱練習ができない場合やこれ以上練習が不可能と判断した場合は次回改めて予約をしていただきます。
1週間トライアル
適応検査で適応となりましたら、1週間、トライアルレンズをお貸し出しします。毎晩、就寝前にレンズを装用し、効果をご確認いただきます。1週間後レンズの購入もしくは中止、また体験の延長をご選択できます。
レンズお渡し、その後
定期検査は3ヵ月毎となっています。定期検査は矯正効果の確認に加え、合併症の早期発見のためにも重要ですので、必ず受診してください。また見え方が急に変化したり、何か異常を感じたりした場合は、決められた検査日以外でも受診してください。
PRICE費用
初回適応検査 | 5,500円(税込) |
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初年度 | 両眼159,500円(税込) |
片眼79,750円(税込) | |
定期検査費用 (翌年以降、3ヶ月毎) |
5,500円(税込) |
レンズ破損交換、紛失時 | 1枚33,000円(税込) |